鰺ヶ沢湊に入港した諸国の船や当町の船問屋衆が奉納した御影石でできたこの玉垣は、「文化十三年三月吉日長州赤間関石工人 有光重兵衛」と刻まれており、この時に建てられたものである。
海側の石の風化が激しく、解読不能のものがあるが、大坂をはじめ日本各地の人々の名や当町の人々の名が刻まれ、その数およそ100本以上。後に補修した分も加えられているらしいが、奉納者名から当時の往時を知ることができる最良の史料である。
[公開状況]
公開(見学希望者は、事前に所有者に申込み必要)
[所在地]
鯵ヶ沢町大字本町
[所有者]
白八幡宮
町指定 白八幡宮玉垣群
総高46.5p
西海岸に唯一所在する円空仏。寺伝では寛文2年(1662)に鰺ヶ沢の沖で漁網にかかったものと伝え、「海上漂流黒本尊」の別名がある。なるほど全体に黒色を呈しているが、ほかの同種の観音菩薩坐像と同じように本来は素木仕上げだったと考えられる。
また海中から仏像を招来した伝承は本尊のほかにも各地にみられ、猟師の信仰とともに生れたことが知られる。本像は三厩村義経寺像や蓬田村正法院像などの津軽半島の諸像とほぼ同時期の作で、この後秋田県鷹巣町如来像、本庄市大泉寺観音菩薩坐像へとつながる。
[所在地]
鯵ヶ沢町富根町

[所有者]
延寿院
[公開状況]
公開(見学希望者は、事前に所有者に申込み必要)

県重宝  菩薩坐像(寺伝薬師如来像)