拠点館職員のおすすめ本etc

■2006年06月12日(月)11:54  「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」/リリー・フランキー著
(2006年5月12日書込み)

 サブカルチャー(娯楽を主目的とする文化)な作品を主にを手がけている、リリーさんが、自身と「オトン(父)」と最愛の「オカン(母)」について綴った感動作。
 前半は、そのサブカルチャー的表現で思わず吹き出してしまう場面もあるが、そういった表現をすることで、後半の「オカン」への想いが、よりリアルに感じられる。
 リリーさんは、母の死に対し「子供の頃から一番恐れていたこと、宇宙人の襲来よりも、地球最後の日よりも恐れていた日」と記す。思わず自分の母の顔を思い浮かべていた。同じだと思った。
 勝手な推測だが、大体の男性は、母親離れできないと私は思う。自分が母離れできないからそんな推測をするのかもしれないが・・・。
 そして、本当にときどきでてくる「オトン」については、自分が大人になり、家庭を持ち、その「仕組み」が理解できる今なら、それほど悪い人だと思わないし、立場は理解できる。
 このように、リリーさんを自分に置き換えて読むことで、改めて「家族」について想い、感じることができる。
 あまり多くを語ってしまえば読んでない人に申し訳ないのでこの辺にしておきますが、この本を読むのは、1回きりではなく、色んな年齢で読む事によってその感じ方が違ってくるはず。
 最後に、リリーさんの絵本「おでんくん」を、「東京タワー」を読んだ後に見ると感じ方が変わりますよ。泣けるかも。
※注)当館図書コーナーに「おでんくん」はありません。あしからず。

(ならたか推薦)

■2006年06月12日(月)11:47  「人に好かれる話し方 *愛されキャラで人生が変わる!」/和田裕美著/大和書房
(2006年4月28日書込み)

 誰からも好かれる人なんてそうそういないけど、やっぱり話をする時相手には自分に対して好印象を持って欲しいし、どうせだったら楽しく話ができたらいいなと思いませんか?
 私は長野県出身で、鰺ヶ沢に来たころはほとんど知り合いがいなくて、毎日初対面の人と会うと言っても大げさではないくらいの日々を過ごしてきました。幼い頃から人見知りの激しかった私は、そんな中にあってもやっぱり初対面の人はコワいし、すぐには人見知りを克服することはできませんでした。
 そこで半ば救いを求めるような気持ちでこの本を読み始めたのですが、人と話すことが楽しくなるようなアドバイスが満載で、読み終える頃には少し自分の性格というか人格というかが変わったような気持ちになりました。本文からいくつか抜粋して紹介したいと思います。

★初対面の人に会った時、自分に言い聞かせること。
 ・「相手の人は自分の敵ではない。」
 ・「相手の人は自分を嫌いではない。」
 ・「何か学べるために出会ったのだ」と感謝する心に入れ替える努力をする。
 ・「私と出会う人は私にとって必ず必要な人だから感謝しよう」と思い込む。
★なくしたものをなげくのではなく、残されたものに感謝する。

 私はこの本に影響を受けて、独自に考え、最近心がけていることがあります。それは人に話しかけるときに、必ず名前を入れるようにすることです。例えば「あのぉ、××してもらえますか?」ではなく、「○○さん、××してもらえますか?」と言うように。そうすることで少し距離を縮めることができるような気がするんです。私はつい最近まで自分の名前があまり好きではありませんでした。でも周りの人たちが名前にちゃん付けだったり呼び捨てだったりで呼んでくれるたびに、段々自分の名前が好きになれるようになってきました。特に今までちゃん付けで呼ばれていた人から呼び捨てで呼ばれた時、『この名前で良かった』と実感します。名前ってやっぱり沢山呼んでもらうためにあるんじゃないかなと思うんです。
 話が少しそれてしまいましたが、どうしても人見知りしてしまうとか、話をしたいと思う相手とスムーズに会話ができないなどの悩みを抱えている方、もっと楽しく会話ができるようになりたいと思っている方に、この本をおススメします♪

(あいこ推薦)

■2006年06月12日(月)11:43  「13ヶ月と13週と13日と満月の夜」/アレックス・シアラー著
(2006年4月9日書込み)

 久しぶりの更新…ネ兄♪パチパチ
 実はこの本、結構有名らしいw;
 オラは、全然知らずに何となく棚から抜き出し、わんか手にとって読んでみたところ・・・「これはおもしろそうだぞ♪」と早速レンタルした。
 魔女が出てくる話なんだけど、子供向けという訳でもなく、だからと言って大人だけの本ではなく…
 本当に色々と考えさせられ、つくづく外見だけで人を判断してしまうことの危険さを痛感させられる物語。
 ありきたりだし、結末も容易に予想がつくと言えばつくのだが、読者を飽きさせずむしろ引き込む内容で、とってもおもしろかった♪
 ひょんなことから主人公のカーリー(12歳の女の子)に降りかかった災難に、その子は果敢に諦めることなく立ち向かう!読んでいて幾度となく涙するが、爽快さも併せて感じたりと、感情を豊かにしてくれる内容だった。
 人間関係や人生を改めて考えさせてくれる一冊!!

(としあき推薦)

■2006年06月12日(月)11:41  「青森のむかし話し」
(2006年1月9日書込み)

 むがしあったど・・・とっちばれっこ(「とっちばれ」?私の祖母は「とっちばれっこ」と言ってました)。
 私は子供の頃寝る前に祖母の膝に抱かれ、よく昔話を聞いていた。テレビもあまり普及していない時代であったため、それが楽しみであった。夜も更けてくると父親の「わらはんど、はやぐ寝れ!」という叫び声が飛ぶが、私はまだ寝たくないので、祖母に「むがっこ一つきがへでければ寝るじゃ。」と言っては駄々をこねたものである。
 今の子供たちはこういう風にして昔話を聞いたことがあるのだろうか?遊ぶものが有り余っているこの時代に、昔話は語り継がれるのだろうかと思いつつ、祖母の温もりを思い出しながら「青森のむかし話し」を読んでいる。

(よながかずまさ推薦)

■2006年06月12日(月)11:37  「影の兄弟(上/下)」/マイケル・バー=ゾウハー著
(2005年11月16日書込み)

 以前から推理小説が好きで、幼少の頃は、ありきたりだが「赤川次郎」「アガサ・クリスティー」などを読んでいました。大学・社会人になってからは、「シドニィ・シェルダン」をメインに読んでいました。今回はつい先日何となくタイトルに惹かれた標記の本を読みました。この著者の本は初めてだったので、読むまではここでお薦めできるか不安もありましたが、読み終わって一応感動した部分もあったので書き込みました。
 正直、洋書に出てくるカタカナ人名を覚えるまで時間がかかってしまいいつもその辺に苦痛を感じてはいますが割り切って読んでますw;
 さてさて、この物語は1953年に始まり、ソ連はスターリン政権末期の反ユダヤ主義的弾圧真っ只中というのが背景で、主人公の兄弟は、ユダヤ人の美人母を持つ1歳違いの異父兄弟なんです。兄の父はロマンティックなユダヤ系の詩人で、その後母がその父と息子を助ける為に結婚したのがKGBの将校(弟の父)なんです。その母もユダヤ人迫害の嵐の中、牢獄処刑され、その後KGB将校である男も粛清の犠牲となります。二人の息子は、それぞれアメリカとロシアで各々の人生を送りますが、モスクワの孤児院に入れられたジミトリーは成長してKGBへ、アメリカに居る母の姉のもとで育てられたアレックスはジミトリーの存在を知り探し、二人は再会を果たします。紆余曲折を経て苦悩の末CIAに入ったアレックス。その後二人は遺恨に満ちた対決を繰り広げることになるが・・・。
 この物語は、史実にもとづいた内容を一部取り入れつつ、著者の巧みな展開が見られます。結末ちょっと前に、「あ〜、これはこうゆう事なんだな!」と分かってしまう場面がありましたが、涙する箇所もいくつかあり、以外に面白かったです。
 皆さんは、最後の結末に、どの辺で気付くでしょうか?

(としあき推薦)

■2006年06月12日(月)11:34  「きっと、よくなる」/本田健 著
(2005年11月2日書込み)

 この本には、パートナーとの付き合い方、お金との付き合い方、夢との付き合い方、人生を送る上での悩みやつまずくようなことを解決し、幸せに向かって前進していく為のメッセージが満ち溢れていました。
 なかでも「最大のピンチは、最大のチャンス」というものがあり、人生最大のピンチは、そろそろ今の人生を変える時ですよ!と教えてくれるサインであり、成功する人は、その災難をきっかけに今までと違う生き方を選ぶ。そして長い目で見ると、最大のピンチは今の幸せにつながっている。そして、「人間関係は家族とのかかわりを映し出す」、人間関係で起きる問題の多くは、過去に癒されていない家族関係に原因がある。特に、母親との関係を癒すことができれば、現在のいろいろな人間関係が楽になる。など、なるほど!と思える事がたくさんありました。
 僕も、なかなか上手くできないこともあると思いましたがこの著者のメッセージを実行してみようと思っています。幸せってなんだろう?と考えている人にお薦め!

(たなかゆうき推薦)

■2006年06月12日(月)11:29  「ダ・ヴィンチ・コード」/ダン・ブラウン著
(2005年10月30日書込み)

 既にベストセラーとなってる作品で、平成18年5月にはトム・ハンクス主演で映画公開も決定!もう楽しみでたまりません。それほど面白かった。読者に対し、息をつく暇さえ与えないスピード感で圧倒してくれます。また、読む側の想像力を大いにかき立てる著者の表現力は一読の価値あり。物語自体はフィクションであるが、登場する場所や美術品は全て実在の物であり、特にレオナルド・ダ・ヴィンチの数々の作品については、実際に秘密が隠されているのでは?といった研究もされているので、その辺が現実とリンクしてなんともいえぬ気持ちになります。エンディングも思わぬ展開なので是非読んでみてください!
 あと、角川書店の同書オフィシャルHPでは、登場する場所、美術品の写真が見ることが出来ますので、読んだ後見るのも良し、読む前の予備知識としても良いかと思います。ルーヴル美術館館長ソニエールが館内で死体となって発見された。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大教授ラングドンは、フランス警察より捜査協力を求められる。ソニエールの死体は、グランド・ギャラリーでダ・ヴィンチの最も有名な素描〈ウィトルウィウス的人体図〉を模した形で横たわっており、さらに、死体の回りには、複雑怪奇なダイイングメッセージが残されていた。館長の孫娘でもあり、現場に駆けつけてきた暗号解読官ソフィーは、一目で祖父が自分だけに分かる暗号を残していることに気付く……。

(ならたか推薦)

■2006年06月12日(月)11:21  「現役続行」
(2005年10月30日書込み)

 2004年プロ野球界は選手のストライキにまで発展した球界再編成に始まりこれで少しは落ち着くカナ?と思ったら今年もまたあった。楽天によりTBSの株が大量取得され所属する横浜球団が揺れている!元高校球児であった私は4、5年前からプロ野球に対する興味が薄れ、最近では高校野球にどっぷり浸かっています(^、^;自分が年をとったせいか、青春真っ只中のプレーに拍手を送っている。
 この間久しぶりに図書室に入ったが、あまり難しい本は自分の能力に合わせて極力読まないようにしているので自然と興味のある本が並ぶ場所へ足が勝手に向かう。そこで目に付いたのが「現役続行」という本である。私の年代では人生の岐路がもうすぐそこであるため興味を引くタイトルであり自然に手が伸びた。
 この本は11名のプロ野球の現役選手や元選手のことが書かれていたが、何と言っても私は第7章で書かれている「水上善雄」、オールドファンにはたまらない元ロッテオリオンズの名遊撃手(私はそう思っている。)である。長髪をなびかせ難しい打球を軽くさばく様は玄人受けする、記憶に残る選手である。
 彼は飛び抜けた成績を残した選手ではないが、私の中では結構印象に残る選手の一人であり、西武ライオンズの全盛時代で近鉄バッファローズがその日のダブルヘッダーを連勝すれば常勝軍団・西武から何年か振りに覇権をもぎ取れるという大一番(昭和63年、結局引き分けで西武が優勝したが・・・)、当時パ・リーグの試合がテレビ中継されたのかスポーツニュースで流れたのか記憶が曖昧であるが、私の中でハッキリ覚えているということは、どちらかでこの目にしたのであろう。彼のプレーが試合の明暗を分けたと今でも思っている。同点の9回二死二塁から三塁線ギリギリの痛烈な打球を横っ飛びで補球しアウトにした。しかし!「普段ショートを守っているはずの彼が何故?!」とその理由が思い出せず、ずっと疑問に感じていたのだが、この本を読むとその理由がわかる。なるほどと思う。又、このプレーで結構もめていた。私には全然覚えがないが、この本には詳しく載っているので見てみて欲しい。
 その後彼は、広島東洋カープに移籍し、最後はダイエーホークスで引退しているが、スポーツ紙に記事がちょっと載っただけだと記憶している。彼は現在も少年野球をボランティアで指導しているようだ。スーパースターには引退後もいろんな仕事が引く手あまたで転がっているが、野球界の発展のために陰ながら努力している人もあることを忘れてはいけない。
 もう少し書きたかったが、スペースの関係やここに打ち込む部下のことも考えてこれで終わるが、是非読んでいただきたい一冊である。
※文中に出てくる球団名等は現在と変わっているものもあります。ご了承ください。

(よながかずまさ推薦)

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