第4回
「学官連携」

- 弘前大学との地域連携事業 -


 産学官。産業界と大学、行政が連携した取り組みのことをこう言います。これまで、それぞれの特徴を生かした様々な取り組みが行われていますが、今、町では「学官」。つまり大学(弘前大学)と官(鰺ヶ沢町)の連携を目指しています。
 様々な試験研究、また、最新の情報やデータを持っている「大学」は、地域にとって大きな魅力を持ち合わせています。
 実際、町では幻の魚「イトウ」の養殖技術の試験研究について、青森短期大学、北海道大学水産学部の協力を得たことが、人工ふ化成功とその後の特産品化にもつながっています。「学官」の連携による成功例だと思います。
 さて、今、町が進めようとしているのは、弘前大学(遠藤正彦学長)との「地域連携事業」です。弘前大学では、独立行政法人化を控え「世界に発信し、地域と共に創造する弘前大学」をスローガンに、八戸市や青森市へのサテライト(大学の分室としての機能)を設け産学官の研究協力や教育研究に関する事業を推進したり、附属図書館を一般開放するなど、地域貢献や地域支援を打ち出しています。
 町と弘前大学との間では、すでに一昨年から鳴沢地区で取り組んでいる藍とアピオス、ヤーコンの栽培について協力(同大農学生命科学部)を受けていますが、今回の「地域連携事業」について大学側では農業に限らず鰺ヶ沢町の特徴を生かした地域おこしのため、幅広い分野、つまり鰺ヶ沢全域を対象に様々な取り組みが可能であると提案しています。
 さて、鰺ヶ沢町においては、農業(稲作、野菜、果樹)や水産(海面、内水面)、観光・環境(白神山地など)、歴史(津軽藩発祥の地、津軽藩御用港)、また、国際交流、スポーツなど、様々な分野においての取り組みが考えられ、大学側の持つ知識、情報、技術などとの連携による効果が期待されます。
 また、こうした「学官」の取り組みが地元の産業界を巻き込んだ、「産学官」への取り組みに発展する可能性もあります。
 年内あるいは年度内には、弘前大学との「地域連携事業」について皆さんに詳しくお知らせできるよう庁内各課の連携を図りながら準備を進めてまいります。
鰺ヶ沢町長 長谷川 兼 己

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